【day 1】人間ドックで膵管拡張が見つかる
50を機に、人間ドックを受診
全ての事の始まりは、人間ドックです。
妻に自覚症状があったわけではありません。
我が家は会社勤めをしていない事情から、
人間ドックのようなしっかりとした検査は20年以上受けていませんでした。
それらしいものは、自治体からの案内で行く健康診断ぐらいで、
それも子供の受験が重なるなど、3~5年に1回受診する程度でした。
健康に対する意識が高い夫婦とはとても言えなかったと、
今となってはとても反省しています。
二人の間の健康意識で言うと、
妻よりも私の方が少し高かったように思います。
と言うのも、私の方は体の不調があると、
それを機会に、胃カメラ、大腸内視鏡検査、内臓のエコー検査、脳ドックなどを、
時々、受けていました。
一方の妻は、上記のものは生涯で一度も受けたことはありません。
私としても心配だったので、
お互いの年齢が50に近づいたことを理由に、
人間ドックに一緒に行こうと誘いました。
この手の話には後ろ向きな姿勢を見せがちな妻ですが、
この時は「行こう」と言ってくれました。
「どこにしよう」「いつ行こう」「値段が心配」といった疑問で、
話が滞らないよう、
予め、良さそうな施設、予約の空き状況、値段は調べておいたので、
そこから予約までは、とてもスムーズに進みました。
膵管拡張が見つかる
検査の日は、妻は女性特有の月の日だったこともあり、
検査を延期しようかという話も出ましたが、
妻が婦人科だけを別に日にするということで、
予定通り人間ドックを受診することができました。
人間ドックの結果は、その日の内に聞くことができまして、
私の方は、大きな問題は見つかることがありませんでしたが、
妻の方は、「膵管拡張」を指摘されました。
「膵管拡張」とは、膵臓の中の管が拡張している症状で、
お腹の上から当てるエコー検査で発見されました。
通常は2~3mmぐらいのものが、10mmぐらいに拡張しているとのことです。
そして、腫瘍らしきものがあるようにも見えるとのこと。
医師からは早く専門の診療科を受診するよう進言され、
病院の紹介状も書いてもらいました。
膵管拡張と聞かされた時
帰りに妻からその話を聞かされた時、
私はドキッとしました。
膵臓の腫瘍が悪性だった場合、
とても厄介だということは、おぼろげながらも知っていたからです。
当の本人の妻はと言うと、
胃潰瘍ぐらいに思っていたようで、
焦る様子もありませんでした。
帰りの電車の中で、膵管拡張について検索してみると、
3mmぐらいでも拡張で、
妻の10mmというのはかなり拡張していることが分かりました。
そして、膵管拡張の原因も検索してみると、
見つかる情報は、膵管に出来た腫瘍。
同時に、膵がん・膵臓がんという単語も、
多数目に触れることとなりました。
膵管拡張の原因は他にもあるのかもしれませんが、
私が開いてみて記事では、
それ以外のものは見つからなかったように記憶しています。
大変なことになったと、
電車の中でドキドキしていたことを覚えています。