膵臓に腫瘍が見つかった話

膵臓の腫瘍の検査・入院・手術などの記録です

【day90】手術前日に入院

人間ドックから数えて90日目。

 

入院のため車で妻を送る

人間ドックで膵管拡張が確認されてから、

検査を重ねて、ついに切除手術とうことで、

手術前日に入院です。

 

子供たちにも説明してあったので、

学校に行く前に何か声を掛けるのかなと思ったら、

普段通りでした。

 

後から聞いてみると、

いつも通りにした方が良いと思った

とのことで、気を使ってくれたようです。

 

癌の可能性は説明していないので、

「手術=治る」と捉えるのが普通なのでしょう。

 

妻の入院に際しては、コロナが蔓延していますので、

家族の付き添いは禁止です。

病院まで車で送り届けるのみです。

 

それでも荷物をエレベーターぐらいまで運ぼうかと言いましたが、

一人で大丈夫

とのこと。

 

検査入院を2回もして慣れているからで、

まあ確かにそうではあります。

 

病院入口の駐車スぺ―スに車を止め、

荷物を後ろから降ろして、車内から見送りました。

 

こういう時は、見えなくなるまで目で追ってしまいます。

「無事に終わりますように!」という気持ちです。

 

病院からの帰り

妻を病院まで送ったあとのことは、

あまり記憶がありません。

 

普通に車で帰っただけだと思いますが、

気持ちが高ぶるから気を付けて帰らないと危ないかも、

と運転する前から思っていたので、

安全運転を意識したような気がします。

 

翌日は、いよいよ手術です。

 

切除方法は膵頭か膵尾か、

手術中にエコーで位置を確認しながら決めるとのこと。

 

可能性としては、膵頭十二指腸切除の方が高いとのことなので、

悪い所だけでなく、関係の無い臓器も取り除くとあって、

「本当にこの選択で良かったのか?」

「これが妻にとってベストの選択なのか?」

という迷いのような感情が過ります。

 

これまでも、同じような迷いが沸いてくることが度々ありました。

 

そういう時は、何故、そう判断したかの理由を

頭の中で組み立てなおして、

「やはりこの決断に至る」

という確認をして、

理屈と感情の乖離から生まれる迷いや不安を解消してきました。

 

  • 癌だという確証データは得られていないが、癌で間違いないだろうとの診立て。
  • 膵臓がんは進行が速く、経過観察にしていると、手術できない状態になったこともあるとのこと。
  • 妻の場合、癌だとすれば早期発見で手術できるので、ある意味ラッキーとのこと。

 

翌日はついに手術です。

無事に終わることを祈るばかりです。