膵臓に腫瘍が見つかった話

膵臓の腫瘍の検査・入院・手術などの記録です

【day91-1】手術当日 - 手術中の自宅待機

人間ドックから数えて91日目。

 

手術当日は自宅待機

コロナ禍ですから、手術時の家族の対応は、

病院待機ではなく自宅待機となります。

 

事前説明では、

「手術が終わったら電話で連絡を希望しますか?」

とのことで、

「お願いします」と伝えました。

 

必要ない人いるの?と一瞬思いましたが、

手術と言っても、皮膚・骨折など、軽めの場合もあるでしょうから、

共通の質問・手続きなのかなと後から思いました。

 

事前の診立て通り、膵頭十二指腸切除だとすると、

所要時間は8~9時間ほどとのこと。

 

朝9時からだとすると、17~18時頃には終わる計算です。

 

午前・お昼・午後と、逆に電話が無い方が、

順調なのだろうと考えると、

電話が来ないことに安堵していました。

 

この間、ずっと手術しているのかと思うと、

分担しているのかなど、具体的なことは分かりませんが、

いずれにしても医者と言う職業は大変だなと思いました。

 

人間は分業によって世の中を成り立たせていて、

どんな職業でも、報酬を得ているということは、

世の中に必要と認められているわけで、

特定の職業に特別の思いを抱くのは間違っている、

というのが私の普段の考え方です。

 

ただ、この時ばかりは、医者という職業を選択する人がいること、

その仕事をする人がいることに、

自然と有難みのような感情に包まれました。

 

手術から9時間経過

短くて8時間ですから、17時頃にはそわそわしていました。

何が起こるか分かりませんから、本当は、いつも通り夕食を取った方が良いのですが、

とても食べる気にも用意する気にもなりませんでした。

 

娘が学校から帰宅したのもその頃ですが、

夕食は作れませんでした。

 

手術の連絡を待っている。

という状況は説明しました。

 

そこへ一本の電話が来ました。

それは義理の母でした。

 

娘が出て、状況を尋ねる電話でした。

病院からの電話が来るかもしれないので、

直ぐに電話を切ってもらいました。

 

それから1時間ぐらいして、

まだ病院から電話が無いので、

義理の母にもその状況だけ(つまり、何も連絡は無いこと)

伝えました。

 

すると、

「こんなのおかしい」

「絶対、何か起きているのよ」

とほぼパニック状態です。

 

何か異変があれば連絡があると思うので、

待ちましょうと伝えて、電話を切りました。

 

しかし、周りが焦っていると、こちらも急に焦ってきました。

「何かあって、連絡できないぐらい重大な状況なのかもしれない」

 

そう思うと、こちらももう頭の中はパニックです。

 

記事が長くなりましたので、

続きは次の記事に書きます。

 

≫ 【day91-2】手術当日 - 義理の母たちに電話