膵臓に腫瘍が見つかった話

膵臓の腫瘍の検査・入院・手術などの記録です

【day71】手術の日が決まる

人間ドックから数えて71日目。

 

外科の先生による2回目の診察

前回の外科の先生による初めての診察から1週間後、

手術に向けて再度撮りなおしたCTを元に、

手術前の腫瘍の最終判断、

そして、本当に手術を行うかの意思確認が行われました。

 

CT撮影・血液検査の結果

まず、CT撮影の結果ですが、

腫瘍の大きさは2cmぐらいに見えるとのことで、

サイズの基準から、ステージ2とのことです。

 

最初に診察を受けた時には、1cmぐらいと言われていたので、

思わず「ひぃっ」と息を飲みました。

 

1cmが2cmというのは、進行が進んでいるのか?

手術が来月中ごろと聞いていたが、それで間に合うのか?

と不安になりました。

 

ただ、腫瘍の大きさについては、

検査の時にブラシでこすっているので、

その影響で大きくなっていることが十分考えられるとのことで、

血液検査のデータも悪くないとのことでした。

 

安心して良いのか、焦るところなのか、

正直、判断つきませんでした。

 

手術を受けるかどうかの最終意思確認

次に、手術を受けるかどうかの意思確認です。

 

現実的には、手術しか選択肢が無いと言われていましたが、

最後になって、先生は気になることを言いました。

「これ本当に癌かな~?」

「他の病院だったら違った診察かもしれない」

 

直前になって、何を言い出すんだ?と驚きました。

 

特に前者の癌かどうかへの疑いは、

これまで「癌で間違いない」と言われていたので、

面喰いました。

 

ただ、少し会話を続けてみると、

私なりに事情が見えてきたように思えました。

 

  • 癌だろうと主張しているのは内科。
  • 内科・外科を含めたチームとしては、癌だろうという診立てを採用。
    (この件は、内科の発言が強い印象)
  • 内科の先生としては、癌だった場合、3ヶ月の様子見を繰り返して、手術できない事態になった苦い経験があり、それを避けたいと言っていた。
    (この先、何十年とあるはずの我々の将来を思ってのこと)
  • 外科の先生が「本当に癌かな~?」と言ったのは、チームではなく個人の見解。
    (癌でなかった時のために、少し保険を掛けたようにも感じた)

 

勿論、私の推測も入っていますので、

真実とは違うかもしれません。

 

ただ、先生からの話の一つ一つを、

取りこぼさずにしっかり捉えて、

自分なりの評価をして、決断をしていく他ありません。

 

妻自身、手術を望んでいましたので、

「手術する」と意思表示し、手術日程の調整に進みました。

 

手術の日は約3週間後

手術を選択するとなると、

次に気になるのは、いつ手術できるかです。

 

私は直ぐに手術になると思っていたのですが、

手術に向けて2週間ぐらいかけて準備をしてもらう、

という説明を受けました。

 

そして、手術は約3週間後と決まりました。

 

「思っていたより先だな」

と思いましたが、

子供の学力試験が終わった後になるので、

妻としては調度良いと言っていました。

 

子供の試験と手術。

比べるものではないじゃないかと思いましたが、

妻の精神的な安定も大事です。

 

後は、手術まで病状が進行しないこと、

手術が無事終わることを祈るばかりです。